アメリカ・ハワイ州のマウイ島で、100人以上が死亡した山火事の発生から1年が経ち、追悼のセレモニーが開かれました。

102人が死亡し、2200棟以上の住宅が損壊したハワイ州マウイ島の山火事は8日、発生から1年を迎えました。

被害が大きかった観光地ラハイナでは、現在もがれきの撤去が続くなど復興が課題になっています。

ラハイナのビーチには被災者ら数百人が集まり、サーフボードなどで沖合に出て死者を追悼する伝統儀式「パドルアウト」が行われました。

この火災では、強風警報が発令され火災が発生する恐れが高いにも関わらず、電力会社が送電を続けたことや、マウイ郡の警報サイレンが鳴らなかったことなどが問題視され、相次いで訴訟が起こされています。

州や、マウイ郡、電力会社などは被災した住民側に約40億3700万ドル、日本円で約5900億円を支払う和解案が近く成立する見通しです。

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