11月の米大統領選で返り咲きを目指す共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)は8日、南部フロリダ州で記者会見を開き、民主党の大統領候補に決まったカマラ・ハリス副大統領(59)と9月に3回の討論会を開くことを提案した。トランプ陣営は主催するテレビ各局とは合意しているといい、ハリス氏が応じれば開催されることになる。世論調査でハリス氏の支持率が上昇する中、トランプ氏は討論会で巻き返しを図る構えだ。
トランプ氏によると、9月4日、10日、25日に討論会に参加することで米主要メディアと合意したという。副大統領候補の討論会を開催する計画もあるという。
従来は自身に近い保守系のFOXニュース主催の討論会にのみ参加する考えを示していた。ハリス氏の陣営は、7月に出馬を断念したジョー・バイデン大統領(81)がトランプ氏と合意していた9月10日のABC主催の討論会にまずは応じるよう要求し、駆け引きが続いていた。【ワシントン秋山信一】
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