(写真はイメージです) jaygeorge-Pixabay
<周りの車には全くたかっておらず、投稿主の白い車にだけ反応。写真を見たネットユーザーたちの見解によると──>
カナダ・モントリオール在住の男性が今週初め、愛車が何千匹もの虫に覆われているのを発見し、その体験をオンラインで共有した。
【写真】朝起きたら愛車が「数千匹の虫」に覆われていた...閲覧注意の「悪夢の光景」
エリアス・ベッカムは駐車場に行くと、ほぼ全面が虫に覆われた愛車を発見する。周りにあった車は一切たかられていなかったにもかかわらずだ。
困惑したベッカムはネット上でアドバイスを求めることにし、米オンライン掲示板「Reddit(レディット)」の「r/insects」というサブレディットで、なぜこのようなことが起きたのか質問した。
ベッカムは本誌の取材に対し、「虫が車にオレンジ色の液体を残し、ハエやハチがたかっていたため、高圧ウォーターガンで洗車した」と説明した。「レディットでこの体験を共有したのは、2年前からこの地域に住んでいるがこんなことは初めてだったからだ」
ベッカムが投稿した写真は瞬く間に注目を集め、突然虫が現れた理由について多くの人が洞察を提供した。
FlakeyGurlというユーザーは、「おそらく車が白いためだろう。私の兄弟は白いトラックに乗っていたが、正直これほど多くの昆虫が車に集まっているのを見るのは初めてだ」とコメントしている。
lookaway123は、「カゲロウがパーティーした結果のカオスだ。彼らにとって白い車は水のように見える。光が偏光して反射するためだ。ホースでよく洗車した方がいい。つぶれたカゲロウは臭いからね」と書いている。
モントリオールの8月は気温が上がって餌が豊富になることから、カゲロウを含む昆虫たちの活動がピークを迎える。こうした季節的な条件と白い車が夏の日差しを反射することで、虫が群がる条件が整う。
実際、ある種の昆虫が車やTシャツなど白いものに引き寄せられるのはよくあることだ。これは、視覚とナビゲーション能力の両方が乱されることが原因だ。昆虫は複眼で、個眼と呼ばれる特殊な光受容体を持つ。個眼は紫外線(UV)やブルーライトといった短い波長の光に特に敏感だ。白い表面は可視光のすべての波長を反射するため明るく、昆虫には魅力的に見える。
レディットユーザーのDrippySplashは、「モントリオールのような都市部では、庭園や公園のような緑地があると昆虫の個体数がさらに多くなるだろう」と述べている。「このような場所に駐車していると、特に車が明るい色で洗ったばかりであれば、虫がさらに集まりやすくなるかもしれない」
ベッカムはこれほど多くの人がすぐ質問に答えてくれたことに驚き、愛車が虫に覆われた理由が分かったことを喜んでいる。
「これほど多くの回答が寄せられるとは思っていなかったが、r/insectsの親切なユーザーのおかげでなぜこうなったのかが分かった。車の色のような単純なものが、これほど多くの昆虫を引き寄せるとは興味深い」
(翻訳:ガリレオ)
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