8月7日、米民主党副大統領候補のワルツ・ミネソタ州知事に対して野党共和党が、中国との長年の関係を攻撃している。ペンシルベニア州フィラデルフィアで6日撮影(2024年 ロイター/Kevin Lamarque)

米民主党副大統領候補のワルツ・ミネソタ州知事に対して野党共和党が、中国との長年の関係を攻撃している。

共和党大統領候補トランプ前大統領の支持者らは、ワルツ氏が副大統領候補に指名されると早速、同氏が大学卒業後に中国で教鞭を執り、何度も中国を訪れたと指摘。トランプ政権で駐ドイツ大使などを務めたリチャード・グレネル氏はXに「中国共産党はワルツ氏の副大統領候補指名に喜色満面だ」と投稿した。

ワルツ氏は、天安門事件が起きた1989年に中国へ赴き、英語と米国史の教師をしていたほか、その後妻とともに米国の学生の中国旅行を企画する会社を設立し、自身も30回余り中国に足を運んでいる。

ただ民主党大統領候補ハリス副大統領の陣営は、ワルツ氏がこれまで中国の人権侵害を批判してきたと強調。陣営の広報担当者は「共和党は事実をねじ曲げている」と訴え、ワルツ氏が中国共産党に長らく毅然と対峙し、人権や民主主義のために戦うとともに常に米国民の雇用と生産を第一に置いてきたと説明した。



[ロイター]


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