パリオリンピック・陸上競技の男子3000m障害の予選に登場した島根県浜田市出身の三浦龍司選手が、2大会連続となる決勝進出を決めました。地元の浜田市からも熱いエールが送られました。

6日未明に行われた陸上競技、男子3000m障害の予選レース。浜田市出身の三浦龍司選手は、危なげないレース展開で2大会連続の決勝進出を決めました。

岡本楓賀アナウンサー:
浜田市の体育館です。午前2時前とは思えない熱気です。

スタート時間の6日午前2時過ぎ。三浦選手の母校である浜田市の国府小学校の体育館には、久保田市長や三浦選手が小学生の時に通っていた陸上教室の関係者など約100人が集まり、パブリックビューイング。地元からパリへ声援を送りました。

この種目で日本記録を持つ三浦選手は、2021年の東京オリンピックで7位、2023年の世界陸上で6位と、共に入賞を果たすも表彰台にはあと一歩。目指すは悲願のメダル獲得です。

三浦選手が出場した予選2組目は参加選手12人で、5位以内が決勝進出条件です。トラックに設置されたハードルと水濠を飛び越えながら3000mを走るこの種目。スピードとスタミナを兼ね備えた走力に合わせて、障害物を跳び越える跳躍力も求められます。
三浦選手は、序盤から冷静な走りを見せます。先頭集団の後方につけてレースを進めると…徐々にスピードを上げます。ラスト1周で再び加速すると、きっちりと予選通過順位を保ち4位でフィニッシュ。タイムは8分12秒41と、余裕を持った走りで決勝進出を決めました。

パリで見せる三浦選手の姿に、浜田からも拍手が送られました。

三浦龍司選手:
予選にしてはかなりレベルも高かったですし、ハイペースの流れだったので、自分としてはなかなか良い感覚の中で走ったんじゃないかなと思っています。(決勝は)予選同様に全力でぶつかっていくしかない。その中で自分の最高のパフォーマンスをして、行けるところまで行きたいなと思っています。

PV参加者:
息子が同じ陸上競技教室に入っていてうれしいです。

PV参加者:
陸上をやっているんですけど、自分も三浦選手のように1周60秒で走れるように頑張りたい。メダルが獲れるように頑張って欲しい。・

三浦選手の幼なじみ:
三浦選手とは同じ陸上教室に通っていて、その頃から凄く速くて立派に成長されて凄い。龍司くんらしく落ち着いた走りで決勝も走って欲しい。

この種目で、日本人初のメダル獲得へ。まずは一つ目の「ハードル」をクリアした三浦選手。勝負の決勝は、日本時間の8日午前4時40分スタート。
母校である浜田東中学校では、パブリックビューイングが開かれ、地元からエールを送ります。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。