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 投票日まで100日を切ったアメリカの大統領選挙。民主党の候補は、カマラ・ハリス副大統領でほぼ確実になった。そうしたなか、テレビ討論会を巡って波紋が広がっている。

■欧米とロシアで…26人の身柄交換

ロシアに拘束されていた元海兵隊員ら この記事の写真

 今月1日、ワシントン近郊の空軍基地でアメリカのバイデン大統領に出迎えられたのは、ロシアに拘束されていた元海兵隊員らだ。

モスクワの空港でも

 同様の光景はモスクワの空港でも見られた。欧米とロシアの間で、冷戦終結後、最大規模となる双方26人に上る身柄交換が行われたのだ。

 そして、バイデン大統領のかたわらには、大統領選を戦うハリス副大統領の姿があった。

ハリス副大統領 ハリス副大統領
「これ(身柄交換)は、外交の力を理解している大統領を持つことの重要性を示す証拠です」

 バイデン政権の一員として外交を理解しているからこそ、今回の交渉が成功したと強調した。

大統領候補の指名に必要な過半数の票を獲得

 この翌日、民主党全国委員会はハリス氏が大統領候補の指名に必要な過半数の票を獲得したことを発表。これを受けハリス氏は、次のように述べた。

ハリス副大統領
「大統領選の民主党候補に選出されたことを光栄に思います」

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■テレビ討論会…トランプ氏から変更要求

■テレビ討論会…トランプ氏から変更要求

ABCテレビで行うことが合意されていたが…

 ハリス氏で結束。本格的に大統領選に動き出した民主党。そうしたなか物議を醸しているのが、大統領選のテレビ討論会だ。

 9月10日に、ABCテレビで行うことが合意されていたのだが…。

FOXニュースでの開催を要求 トランプ前大統領のSNSから
「9月4日に開催することで、FOXニュースと合意した」

 トランプ氏はバイデン氏が撤退したことで、ABCテレビでの討論の合意は無効になったと主張。そして、トランプ氏寄りの報道で知られるFOXニュースでの開催を要求したのだ。

ハリス氏「『いつでも、どこでも』が…」

 これに対し、ハリス氏はトランプ氏が「いつでもどこでも、討論を受けて立つ」と豪語していたことを引き合いに出し、こう皮肉った。

ハリス副大統領のSNS
「『いつでも、どこでも』が『特定の時間、特定の安全な場所』になるというのは興味深いですね」

(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年8月5日放送分より)

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