ウクライナのゼレンスキー大統領は4日、米国製戦闘機F16が到着し、ウクライナのパイロットによる国内での運用が始まったと明らかにした。同日撮影(2024年 ロイター/Valentyn Ogirenko)

ウクライナのゼレンスキー大統領は4日、米国製戦闘機F16が到着し、ウクライナのパイロットによる国内での運用が始まったと明らかにした。

空軍基地で同戦闘機2機の前でパイロットと面会し、「F16はウクライナに到着した。同機を乗りこなし、国のために既に使用し始めた(兵士らを)誇りに思う」と述べた。

また「ウクライナ軍の航空戦力強化は新たな段階に入った」と強調した。

F16到着はウクライナにとって大きな節目となるが、使用できる機数や防空強化、戦況にどの程度の影響をもたらすかは不透明だ。

ロシアはF16が配備されている可能性のある基地を攻撃しているほか、撃墜する構えも示している。

ゼレンスキー氏はF16を使いこなす訓練を受けたパイロットも、戦闘機の機数自体もまだ十分ではないと述べた。その上で、パートナー国がウクライナのパイロットと技術者を訓練する機会を拡大することが重要だと訴えた。

協力関係にある隣国に対し、ロシアがウクライナに向けて発射するミサイルの迎撃を支援するよう「北大西洋条約機構(NATO)ウクライナ理事会」の枠組みを通じて求めていきたいとも述べた。



[ロイター]


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