戦時中、カナダの収容所で日系人野球チームが困難を乗り越え、友情を深めた実話をもとに、広島市のジャズシンガーが制作した絵本の朗読ライブが3日、広島市で開かれました。

絵本「にじのはし」はカナダの日系人野球チーム「バンクーバー朝日軍」の選手で広島にルーツを持つ男性が主人公です。
戦時中、日系人の強制収容所を舞台に日本とカナダのチームが野球の試合をするために奔走した実話が絵本にまとめられ、主人公の男性の親戚にあたる広島市出身のジャズシンガー・上西千波さんが朗読しました。
国境や人種の壁を越えて野球がつないだ友情の物語と平和を願うジャズの音色におよそ40人が耳を傾けました。
【上西千波さん】「絵本を通じてお年寄りから子供たちまですべての人に伝えられるといいなと思います」
絵本「にじのはし」のパネル展は広島市安佐南区の3つの公民館で今月15日まで開かれています。

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