アメリカ政府が、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸での人権侵害を理由として、イスラエル軍の部隊に対して、制裁を科す方針だとアメリカメディアが報じた。

アメリカのニュースサイト「アクシオス」によると、制裁の対象となるのはイスラエル軍の部隊の1つであるネツァ・イェフダ大隊。

ネツァ・イェフダ大隊は、ユダヤ教、超正統派の男性で構成され、ヨルダン川西岸で、パレスチナ人への複数の暴力事件に関与したとしている。

2022年にはヨルダン川西岸の検問所で、80歳のパレスチナ人男性が、手錠や猿ぐつわをさせられたまま屋外に放置されて死亡する事件があり、アメリカ国務省が調査を進めていた。

アメリカ政府は近く制裁を発表する見通しで、制裁が科されれば、アメリカからの支援や訓練などが受けられなくなる。

アメリカ政府がイスラエル軍の部隊を対象に制裁を科すのは初めてになるとしている。

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