米国のハリス副大統領=1月23日、秋山信一撮影

 全米自動車労働組合(UAW)は7月31日、11月の米大統領選挙で民主党の候補指名を確実にしているハリス副大統領への支持を表明した。ハリス氏の陣営は8月7日にUAWの本拠地である中西部ミシガン州で選挙集会を開く。同州は大統領選の行方を左右する「激戦州」の一つで、UAWの支持はハリス氏の追い風になりそうだ。

 UAWのショーン・フェイン委員長は声明で「我々は米国の岐路に立っている。労組の考えに反対する億万長者を再び大統領の座につけるか、貪欲な企業と闘うハリス氏を当選させるかだ」と述べ、ハリス氏への支援を呼び掛けた。

 UAWは、フォード・モーターやゼネラル・モーターズなど米自動車大手3社「ビッグ3」の従業員ら約40万人が加盟する米有数規模の労組。1月にバイデン大統領の支持を表明していたが、バイデン氏が大統領選から撤退を表明したことを受け、ハリス氏支持の手続きを進めていた。【ワシントン大久保渉】

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