イスラエル軍は30日、レバノンの首都ベイルート郊外で、親イランのイスラム教シーア派組織ヒズボラを標的に攻撃を実施したと発表した。イスラエルが占領しているゴラン高原では27日、ヒズボラが発射したとみられるロケット弾がサッカー場に着弾し、子供ら12人が死亡しており、この攻撃に関与した司令官を狙ったという。
ロイター通信によると、ベイルート郊外では大きな爆発音が響き、黒煙が上がった。死傷者など被害の詳細は分かっていない。
ヒズボラは昨年10月にパレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘が始まって以降、イスラエル軍と砲撃の応酬を続けており、紛争拡大の懸念が強まっている。ゴラン高原でのロケット弾攻撃を巡っては、ヒズボラは関与を否定したが、イスラエルや米国はヒズボラによるものだったと指摘している。【パリ金子淳】
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