パレスチナ・ガザ地区の紛争で負傷した子どもたちを海外で治療を受けるために渡航させる予定が、イスラエルのネタニヤフ首相によって延期されたことが分かりました。

 ガザ地区で負傷した250人の子どもたちは28日、WHO=世界保健機関の監視の下、バスでイスラエルとの境界を越えました。

 その後、イスラエル南部にある空港からUAE=アラブ首長国連邦に行き、治療を受けるはずでしたが、ネタニヤフ首相がこの予定を延期したため、子どもたちを乗せたバスは再びガザ地区に戻らざるを得なくなったということです。

 今後の予定については明らかにされていません。

 延期は、27日にイスラエルが占領するゴラン高原にあるサッカー場で子どもを含む12人が死亡したロケット弾攻撃への対応だとしています。

 イスラエルはこの攻撃がハマスと共闘するイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」によるものだと主張していました。

画像:Osama Alkahlout

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