トランプと娘のティファニー(2016年) Gary Cameron-Reuters

<妻メラニアにキスしようとして「避けられた」トランプだが、今度は自分にキスしようとした娘ティファニーを無視した様子が撮影された>

ドナルド・トランプ前米大統領が共和党全国大会で、娘であるティファニー・トランプの挨拶を「無視」した様子を捉えたとされる動画が、ネット上で拡散されている。トランプは、自分に笑顔で近付きキスしようとする娘に気付きながらも、なぜかすぐに顔を背けて完全に無視。親子の不思議な関係を示すこのシーンはSNSで注目を集めている。

■【動画】家族に何が? トランプが、笑顔で近づく娘を「徹底無視」した瞬間を撮影...妻メラニアからは「キス拒否」

トランプはウィスコンシン州ミルウォーキーで開催された共和党全国大会の最終日である7月18日、2024年米大統領選に向けた同党大統領候補の指名受諾演説を行った。約93分という米近代史上で最も長い指名受諾演説だった。

彼は演説の中でジョー・バイデン米大統領を「米史上最悪の大統領」と述べ、さらにこう続けた。「アメリカの未来はこれまで以上に大きく、より良く、力強く、明るく、幸福で、より自由で偉大で団結したものになるだろう。平たく言えば、われわれは非常に素早く、アメリカを再び偉大にするだろう」

だがソーシャルメディア上で注目を集めているのは、同大会で起きたほんの一瞬の出来事。トランプと娘ティファニーのやり取り(というかその欠如)を捉えた瞬間だ。

娘の顔を一瞬見てすぐに顔を背けるトランプ

X(旧ツイッター)に投稿された問題の動画には、党大会に出席したティファニーが席に着くために会場の階段を上りながら、父トランプに笑いかける様子が映っている。トランプは一瞬ティファニーに目を向けたように見えるが、すぐに顔をそむけている。ティファニーはトランプの胸に手を置いて頬にキスをしようとしたものの、キスは「空振り」に終わった。

ティファニーは、そうした父の振る舞いに特に反応することなく、きびすを返して自分の席に向かった。後ろには彼女の夫のマイケル・ボウロスがいたが、トランプは彼にも挨拶をしていないように見える。

ティファニーは、トランプと彼の2番目の妻(1993年~1999年)マーラ・メイプルズとの間に生まれた唯一の娘だ。トランプにはほかにも最初の妻である故イバナ・トランプとの間にドナルド・トランプ・ジュニア(46)、イバンカ・トランプ(42)、エリック・トランプ(40)の3人の子どもがおり、さらに現在の妻メラニア・トランプとの間に息子バロン・トランプ(18)がいる。

メラニアが夫のキスを「かわした」瞬間も話題に

メラニアは近年、公の場にほとんど姿を見せていなかったが、18日の共和党全国大会には出席。夫トランプがキスしようとしたのを「よけた」とされる瞬間がソーシャルメディア上で大きな話題を呼んだ。

これはトランプが指名受諾演説を行った後の出来事だった。トランプは演説の中で、13日にペンシルベニア州で開かれた集会で銃撃を受け、耳に怪我を負ったことを話した。

そして演説が終わると妻の方に体を向けて唇にキスをしようとしたが、メラニアがこれを「かわした」ように見えたと、米政府系ラジオ「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」の元ホワイトハウス支局長であるスティーブ・ハーマンはソーシャルメディアプラットフォーム「マストドン」に書き込んだ。

メラニアはトランプがキスをしようとした際に顔をそらして頬を向け、その後はトランプと手をつないでステージを降りた。

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