パリオリンピック開幕を日本時間のあす27日午前2時半に控える中、フランスの高速鉄道TGVでパリとフランス北部や東部をつなぐ複数の路線で信号機器が燃やされる「破壊行為」がありました。最新情報をパリ支局から山岸記者に伝えてもらいます。

地元メディアなどによりますと26日朝、フランスの高速鉄道TGVについてパリとフランス北部と西部、東部をつなぐTGVの複数の路線で「破壊行為」があり、運航が乱れています。

地元メディアは複数の地域の線路沿いで信号機器が燃やされる被害が確認され、線路沿いで火災が発生していると伝えています。

TGVを運航するフランス国鉄はSNSなどを通じて、「高速鉄道網の混乱を狙ったこの大規模な攻撃を受けて、多数の列車が迂回または運休となっています」と発表しています。

その上で旅行者に対して「可能な限り旅行を延期し、駅に行かないよう」呼びかけています。

フランスの国鉄は鉄道の利用者約80万人に影響が出ているとしています。

またロンドンとパリを結ぶ鉄道のユーロスターも遅れがでるなどの影響が出ています。

今回のこの破壊行為は同時に少なくとも5箇所で起きたとの情報もあり、当局が調べています。

オリンピックももちろんですが、通勤客にも影響はありますし、バカンスのシーズンでもあり、大きな影響が出ています。

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