中国とロシアの空軍がアメリカのアラスカ付近の上空で合同パトロールを行いました。
中国とロシアの国防省は25日、アメリカのアラスカ州沖のベーリング海上空などで両国空軍による合同パトロールを行ったと発表しました。
ロシア国防省によりますと中露の軍用機は5時間以上にわたって共同飛行し、共同作戦における課題を確認したということです。
中国国防省は、今回の合同パトロールは中露の戦略関係と協力を深めるもとだとしています。
北極圏への進出を目指す中国としては合同パトロールを通じこの地域での存在感を示す狙いがあるとみられます。
一方、アメリカとカナダの防衛組織、北米航空宇宙防衛司令部は24日アラスカ州の防空識別圏内でロシアと中国の爆撃機4機を確認し追跡したと発表しましたが「脅威とはみなしていない」としています。
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