中国の王毅外相は25日、ロシアのラブロフ外相と会談し、ウクライナ情勢について議論しました。王毅外相はウクライナのクレバ外相と会談したばかりで、和平実現に向け、中国がどのような役割を果たすのか注目されます。

記者
「中国の王毅外相が会場に到着しました」

ASEAN=東南アジア諸国連合の関連外相会議に参加するためラオスを訪問中の中国の王毅外相とロシアのラブロフ外相は25日、会談を行いました。会談で、ラブロフ氏はアメリカを念頭に「私たちは東南アジアの国に対する外部勢力の干渉に共同で対抗する」とけん制しました。

ロシア ラブロフ外相
「ロシアと中国のつながりはより公平な多極世界秩序を形成し、真の多国間主義の原則を促進する」

また、王毅氏によりますと、会談ではウクライナ情勢をめぐる議論が行われたということです。

中国 王毅外相
「(きのうの中国とウクライナの話はしましたか?)もちろんです。私たちが興味を持っている全ての問題について意見を交換しました」

王毅氏は前日に、中国を訪問したウクライナのクレバ外相と会談し、和平交渉で建設的な役割を果たすという立場を改めて表明したばかりで、ロシアとウクライナ双方への影響力を国際社会にアピールした形です。

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