米連邦議会近くではユダヤ系団体によるイスラエルのネタニヤフ首相に抗議するデモも開かれた=ワシントンで2024年7月24日、松井聡撮影
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 24日に米連邦議会であったイスラエルのネタニヤフ首相の演説に合わせ、ワシントンの議事堂周辺でイスラエルに抗議する大規模デモが行われた。パレスチナ自治区ガザ地区での即時停戦や、米国によるイスラエルへの兵器供与の停止などを訴えた。

 デモには全米各地から親パレスチナのユダヤ系団体のメンバーやパレスチナ人らが参加。議事堂近くにステージが設置され、登壇者が「パレスチナでは罪のない子どもたちが毎日殺されている。米国はイスラエルの『共犯者』だ」などと訴えた。またデモ隊が議事堂近くで行進し、警官隊が唐辛子スプレーを使用する場面もあった。

 デモに参加したユダヤ系のイーデンさん(26)は「パレスチナの人道状況は本当に悲惨だ。イスラエルは一刻も早く停戦しないといけない」と主張。パレスチナ系のサビーネさん(18)も「米国が今すぐ兵器の支援をやめ、イスラエルに圧力をかけて戦闘を止めなければいけない」と話した。【ワシントン松井聡】

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