アメリカのトランプ前大統領は、アメリカを訪れているイスラエルのネタニヤフ首相と会談すると明らかにしました。

トランプ前大統領は23日、SNSに投稿し、26日にフロリダの私邸「マール・ア・ラーゴ」でイスラエルのネタニヤフ首相と会談すると明らかにしました。トランプ氏は自身の大統領在任時に中東に「平和と安定をもたらした」としたうえで、「我々が再び平和と安定をもたらす」とつづっています。

ネタニヤフ氏は現在、ワシントンを訪れていて、24日に連邦議会での演説、25日にバイデン大統領との会談を予定しています。

こうした中で、複数のアメリカメディアはハリス副大統領がネタニヤフ氏の議会演説を欠席すると伝えました。外国の首脳が議会演説する際は副大統領も出席するのが通例ですが、選挙活動のため参加を見送るということです。

ハリス氏は今週、別のタイミングでネタニヤフ氏と会談する方向ですが、演説への欠席により、ガザでの戦闘をめぐって軋轢が続くバイデン政権とネタニヤフ氏の溝が深まる可能性も指摘されています。

また、23日には連邦議会でイスラエルに即時停戦を求める抗議活動が行われました。議会の建物の中での抗議活動は禁止されているということで、複数の逮捕者が出ています。

ネタニヤフ氏の演説が行われる24日には、さらに大規模な抗議活動が予想されています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。