首都ワシントン近郊の米軍基地に到着し、笑顔を見せるバイデン米大統領=2024年7月23日、ロイター

 新型コロナウイルスに感染したため自主隔離を続けていたバイデン米大統領(81)は23日、完治したとしてホワイトハウスに戻った。バイデン氏は24日午後8時(日本時間25日午前9時)から、国民に向けて演説し、大統領選から撤退するという決断や今後について説明する見通しだ。

 バイデン氏は17日に感染が判明し、地元である東部デラウェア州で自主隔離しながら執務を続けてきた。ホワイトハウスが23日に公表した主治医の診断書によると、症状は治まり、抗原検査の結果も陰性だったという。

 ホワイトハウスに戻る前、バイデン氏はX(ツイッター)に投稿し、24日夜に大統領執務室から国民に向けて「この先何が待ち受けているのか、米国民のための仕事をどうやり遂げるかについて演説する」と発表した。

 バイデン氏は自主隔離中の21日、大統領選から撤退することを声明で発表。ハリス副大統領(59)を支持する考えをXへの投稿で示していた。【ワシントン西田進一郎】

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