7日26日の開幕が迫るパリオリンピック。山陰ゆかりの代表選手をシリーズで紹介します。今回はホッケー女子日本代表「さくらジャパン」にスポットあてます。島根県から2人の選手とチームマネージャーがメンバーに選ばれています。
6月末の東京・大井ホッケー競技場。パリオリンピック本番を前に、ホッケー女子日本代表「さくらジャパン」と韓国代表の壮行試合です。
日の丸を胸にしたさくらジャパンの選手16人。島根県からは、ともに横田高校出身の小早川志穂選手と長谷川美優選手が選ばれました。
小早川志穂選手:
夢の舞台オリンピックを目指していたところに選ばれことは凄くうれしい。
小早川選手にとって初めてのオリンピックの舞台。3年前の東京大会では、代表候補入りしたものの、直前のけがが影響して最終メンバーには選ばれず、悔しい思いをしていました。
小早川志穂選手:
周りの人、家族であったり応援して下さる方々が、次もあると声を掛けて下さったので自分も頑張れた。
一方、長谷川選手は22歳。代表メンバー最年少です。
長谷川美優選手:
オリンピック出場は幼い頃からの夢で、信じられない気持ちが一番。最初は実感もわかなかったど徐々にわいてきて、頑張ろうという気持ちでいっぱいです。
ホッケーは、サッカーと同じ1チーム11人で戦います。2人が任されているのはFW。最前列でチャンスを作り、得点を狙うポジションです。
小早川志穂選手:
得意としている3Dスキルでたくさんチャンスを作り、観ている人に楽しんで貰えるように、魅せるホッケーをしたい。
スピードとテクニックを兼ね備えた小早川選手。スティックでボールを浮かせて空中で弾ませながら相手をかわす「3Dドリブル」を武器にゴールを狙うさくらジャパンのポイントゲッターです。
一方、長谷川選手は…。
長谷川美優選手:
チャンスメイクで得点に繋がるパスが得意。そこを見て欲しい。
小早川選手と並ぶポイントゲッターですが、攻守どちらにも絡むMFの経験を生かして、シュートにつながるアシストができる視野の広さも持ち合わせています。
長谷川美優選手:
ライトのサークル内が得意なので、得点に繋がって良かった。
壮行試合でも、長谷川選手が得意とする相手陣内から出したパスを起点に決勝点が生まれました。
長谷川美優選手:
(小早川選手は)いつも支えて下さって引っ張って下さるからこそ、自分もついて行きたいと思える存在で、小早川選手と一緒にもっと上を目指して頑張りたい。
横田高校では、小早川選手が3年生のとき、長谷川選手は1年生。先輩と後輩としてプレーした姉妹のような2人を支えるのが、高校そして「さくらジャパン」の大先輩である山本由佳理さんです。チームマネージャーとして、パリの舞台に臨みます。
山本由佳理チームマネージャー:
同郷なので、より一緒に頑張っていこうと声を掛けています。みんなと過ごしていると家族みたいで、ちゃんと面倒みないといけない感じがする。6大会連続で島根県出身者が(ホッケーで)オリンピック出場でき、うれしい気持ちと皆さんに結果という形で恩返しできたら良いと思う。
出場12チームが2組に分かれて戦う予選リーグで、さくらジャパンの初戦は、日本時間の7月28日。ヨーロッパの強豪・ドイツに挑みます。
意気込みをフリップに書いてもらいました。
小早川志穂選手:「魅せる。たくさん得点を取ります!
長谷川美優選手:
パリオリンピックの目標は『自信』です。チームで最年少ですが、自信を持ってプレーして、チームに貢献できるように頑張りたい。
さくらジャパンは、東京大会では予選リーグを突破したものの、準々決勝で敗退。
今回のパリでは、これを上回るベスト4が目標です。島根県出身の2選手の活躍に注目しましょう。
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