UAWのショーン・フェイン委員長(左)とバイデン氏=2024年1月24日、米首都ワシントンでロイター

 バイデン米大統領を支援する全米自動車労働組合(UAW)は21日、バイデン氏が11月の大統領から撤退したのを受け、「自身より国を優先して次世代に灯火を引き継いだ。指導力に感謝する」との声明を発表した。バイデン氏が後任候補として支持するハリス副大統領については、「バイデン氏と一緒に地域に仕事と雇用を取り戻してくれた」と実績を評価した。

 UAWは声明で「トランプ(前大統領)と億万長者のための選挙公約を打ち負かし、労働者階級のために働く人物をこの国のトップに選ぶ」と訴えた。

 バイデン氏は2023年9月、UAWが中西部ミシガン州で開いた賃上げを求めるストライキの現場に現職大統領として初めて訪れた。UAWは今年1月、大統領選でのバイデン氏支持を正式決定していた。【ワシントン大久保渉】

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