ロイター通信によりますと、イスラエル軍は21日、徴兵が免除されてきた超正統派ユダヤ教徒の神学生1000人に対し、兵役の招集令状を発行しました。今後、数週間以内に、さらに3000人の超正統派ユダヤ教徒を対象に令状を送るとしています。

ただ、超正統派の人らはエルサレムで大規模な抗議集会を開くなど、徴兵への反対を表明しています。

イスラエルでは、イスラム組織ハマスとの戦闘が去年10月に始まって以降、超正統派の徴兵免除が問題視されて、イスラエル最高裁判所は先月、超正統派も徴兵の対象になると判決しました。

こうした事態に、ネタニヤフ首相の政権運営への影響が指摘されています。

ネタニヤフ首相としては、国民からの要望に応じて徴兵を進めれば、ネタニヤフ連立政権に加わる超正統派政党からの反発を招くことが予想されていて、政権運営にとって打撃となる可能性があります。

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