トランプ氏が銃撃された実際の映像をもとにつくられたCG映像。点線は“弾道”を表していて、まさに間一髪の出来事だった事がわかります。一方、“バイデン下ろし”の動きが加速する民主党内では、新たな動きも…(7月20日OA「サタデーステーション」)

■トランプ氏銃撃“首の振り向き”を分析

日本時間の14日、大統領選の激戦州ペンシルベニアで演説するトランプ前大統領。バイデン大統領の移民政策を批判している時でした。トランプ氏は、後ろにあるグラフを見ながら説明しようと、少し体を捻りながら話し始めます。

トランプ前大統領(78)
「この図は少し古いな。数か月くらい古いから本当のことが知りたいなら・・」

数発の銃声が鳴り響き、トランプ氏は右耳に手をやりうずくまります。それが、いかに生死を分けるギリギリの状況だったのか。アメリカの大手メディアも取り上げたのがこのCGです。右後ろを振り向いたことで、銃弾は耳にあたることになりましたが、もし振り向いていなかったら、銃弾は脳を貫通していたおそれがありました。

そして、日本時間の19日、党の大統領候補の指名を受諾した演説では。

トランプ前大統領(78)
「まさに最後の瞬間に私が頭を動かさなければ、暗殺者の弾丸が完全に命中し、私は今夜ここで皆さんと一緒にいなかったかもしれない。神のご加護によって私は皆さんの前に立っている」

“分断の象徴”だったトランプ氏。銃撃後の演説では一転し、“団結”を訴え、トランプ氏に批判的な有権者の取り込みも狙います。

■バイデン氏「家族で撤退協議」報道も

一方のバイデン大統領。現在、新型コロナウイルスに感染し別荘で隔離されています。大統領選から撤退すべきだという声が高まる中、「来週から選挙活動を再開することを楽しみにしている」と意欲を示しました。
しかし、NBCテレビは関係者の話として、バイデン氏が撤退に向け、家族と話し合いを始めたと報じました。
また、ワシントンポスト紙は、民主党内でバイデン氏の撤退を求めた議員は19日に12人以上増え、37人としています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。