持続可能な未来を目指し、子どもたちが世界へ向けて発信しました。

17日、国連の中では、子どもたちが「今の地球には多くの問題がある。一番の問題は『大気汚染』だ」と英語でプレゼンテーションを行っていました。

日本からニューヨークの国連本部を訪れたのは、「国連を支える世界こども未来会議」のキッズアンバサダー11人です。

その目的は、日本の子どもたちがまとめたアイデアを、国際機関の中枢へ伝えるためだといいます。

2024年3月、日本で生活している世界各国の子ども約100人が参加した「世界こども未来会議」。
会場では、「解決策を先に考えてさ」「自然や動物のためには、そういうゴミのポイ捨てなどは行わずに…」などと意見が飛び交い、「気候変動」と「平和」について、身近な生活からできることは何か話し合いました。

この時まとめられたアイデアを、子どもたちの代表が国連へ届けに来たのです。

キッズアンバサダーの1人は「一人一人が責任を取ること。それが『平和』『気候変動』にかかわらず、全ての問題を解決するために不可欠なのです」と訴え、戦闘機燃料や爆弾による地球環境への影響を懸念して“当事国へ軍事物資を贈らないようにしてほしい”という意見も述べられました。

「持続可能な世界」の実現に向けて、子どもたちが主体的に議論と発信をするこのプロジェクト。
「国連を支える」とある通り、国連の正式認証を受けたもので、国連を訪れるのも2023年に続き2回目です。

キッズアンバサダーたちは「気候変動とか大気汚染、そういう問題を解決するためには、世界中の人全員が責任感を持って行動しなければと一番伝えたかった」「(Q.またイベントがあれば参加したい?)めちゃくちゃやってみたい。もう1回やりたい」と話していました。

一般財団法人ピースコミュニケーション財団・一木広治代表理事:
子どもたちが“もっと明るい未来を描いてほしい”と思っているので、みんなで知恵を出しあって、世界をつなげて地球を元気にしていこうと。SDGsもそう。どうやったらわれわれが地球で生きていけるか、そういった輪を広げていければと思っている

持続可能な世界の実現に向け、日本の子どもたちの活動の輪が広がっています。

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