バングラデシュで公務員採用の優遇措置に反発する学生デモが激化し、少なくとも30人が死亡しました。
バングラデシュでは、1971年のパキスタンからの独立戦争に加わった兵士の子孫に、公務員の採用人数の3割が割り当てられていましたが、政府が2018年に廃止を決めました。
しかし、6月に裁判所が決定を覆したことで、首都ダッカなどで、学生らによる大規模なデモが広がり、治安部隊と衝突しました。現地メディアによりますと、これまでに学生など39人が死亡、1000人以上がケガをしたということです。
これまでに日本人の被害情報はなく、日本大使館はデモが行われている場所には近づかないよう呼びかけています。
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