アメリカの共和党大会が最終日を迎えました。
会場には長女のイバンカ氏や次男のエリック氏、そしてメラニア夫人も登場しました。
家族の絆をアピールしたトランプ前大統領は、演説で何を語ったのでしょうか。
壇上に上がった“華麗なる一族”。
会場は熱気に包まれます。
その中心にいるのが、耳にガーゼをあてたトランプ前大統領です。
USAコールの中、幕を閉じた共和党大会。
この日のハイライトは、トランプ氏が暗殺未遂事件後、初めてオープンな場で行う演説でした。
共和党の大統領候補の指名を受諾する演説では、暗殺未遂事件について自らの言葉で「暗殺者はあと数ミリで私の命を奪うところだった。大きなシューという音が聞こえ、何かが私の右耳に当たったように感じた。右手を耳にあてて手を見ると、その手は血まみれだった。あの瞬間私が頭を動かさなければ、弾丸は私の頭を撃ち抜いていた。本来なら私はこの場所にいなかった」と語りました。
会場には暗殺未遂事件で犠牲になった消防士の男性の制服などが飾られ、黙とうがささげられました。
さらに、日本でも有名なプロレスラーハルク・ホーガン氏が登場。
プロレスラー ハルク・ホーガン氏:
俺の英雄に銃弾が放たれ、次期大統領を殺害しようとした。これ以上のガマンはならない。再びトランプ氏に政権を渡せ!
そして、もう1つの注目が“トランプファミリーがどういう形で登場するか”。
前回、大統領選に出馬した際はトランプ氏の次女・イバンカ氏や現在の妻・メラニア夫人との間の一人息子・バロンさんなどが勢ぞろいしました。
今回は最終日を迎える前に孫娘のカイ・トランプさんが登壇。
トランプ前大統領の孫娘 カイ・トランプさん:
祖父はすごく普通のおじいちゃん。両親が見ていないときには、キャンディーやソーダをくれます。
キーパーソンとされる次男の妻、ララ・トランプ氏もスピーチ。
党の仕事は未経験ながら金庫番の立場に就き、陣営の参謀役ともみられています。
一方、前の政権では、大統領補佐官のポストに就いたイバンカさんはメラニア夫人とともに今回の選挙戦から距離を置いているとされていましたが、メラニア夫人やイバンカさんを含め、トランプファミリーが集結しました。
党大会の会場には、右耳にガーゼや星条旗を着けている人も目立ちました。
大いに盛り上がる会場。
支持者は「トランプ氏への支持を示すものです。私は彼をとても誇りに思っています」とコメントしました。
トランプ前大統領:
偉大なアメリカに神のご加護がありますように。ありがとう!
支持者:
素晴らしいスピーチだった。絶対に勝てるよ!
一方、新型コロナウイルスに感染し自宅で療養しているバイデン大統領。
撤退圧力はますます強まっています。
アメリカメディアは民主党の重鎮ペロシ元下院議長が、「バイデン氏が近く撤退を決断する可能性がある」との見方を示し、オバマ元大統領も「バイデン氏が真剣に撤退を検討する必要がある」と話していると報じました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。