ロシアと同盟関係にあるベラルーシは、ヨーロッパの35か国に対し、入国ビザを免除する制度を導入しました。西側諸国との緊張を緩和する狙いもあるとみられます。

ベラルーシ外務省は17日、イギリスやフランス、ドイツなどヨーロッパの35か国を対象に、入国するためのビザを免除する制度を導入すると発表しました。

ビザなしで最大30日の滞在を認めるもので、ベラルーシ外務省は「我が国は開放的であり、平和主義の原則に従うことを改めて示す」としています。この制度は今月19日から12月31日まで適用されるということです。

ベラルーシはロシアによるウクライナ侵攻を受け、欧米の制裁対象となっています。

ロシアと戦術核兵器の使用を想定した演習を実施するなど、軍事面などでの連携を強める一方、西側諸国との緊張を緩和し、自国の経済を活性化させる狙いもあるとみられます。

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