アメリカ・トランプ前大統領の暗殺未遂事件で、容疑者がいた建物について地元警察が「人員不足でパトカーなどを配備できない」とシークレットサービスに事前に伝えていたことが分かりました。
演説中だったトランプ前大統領は、およそ135メートル離れた建物の屋上から銃撃されたとみられ、シークレットサービスの警備態勢を問題視する声が相次いでいます。
こうした事態を受け、国土安全保障省は、シークレットサービスを対象に調査を始めたと発表しました。
ワシントンポストによりますと、シークレットサービスは当初、建物の外側にパトカーと警察官を配置する予定でしたが、地元警察は「パトカーを配置するだけの十分な人員がいない」とシークレットサービスに事前に通告していたということです。
一方、連邦議会下院のジョンソン議長は、「事件を調査する超党派の組織を速やかに下院に設置する」と述べたほか、シークレットサービスのチートル長官の辞任を求める考えを示しています。
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