イギリスのチャールズ国王は、議会の開会に合わせて、政府の施政方針演説を読み上げました。

イギリスでは、議会の開会に合わせて政府が作成した施政方針を君主が読み上げるのが慣例となっています。

演説に向けて、チャールズ国王夫妻はバッキンガム宮殿から馬車で議会に向かいました。

17日の演説は、総選挙で14年ぶりの政権交代を果たしたスターマー労働党政権が用意しました。

演説では、労働党政権が提出する予定の35以上の新たな法案の概要などが発表され、経済回復に重点を置く方針や鉄道の再国有化、移民対策として新たな国境警備司令部を設置することなどが明らかになりました。

外交面では、EU(ヨーロッパ連合)との関係強化やウクライナの将来的なNATO(北大西洋条約機構)加盟に向けて主導的役割を務めていく考えなどが打ち出されました。

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