7月16日、イスラエル軍は徴兵が免除されてきたユダヤ教超正統派の神学生について、来週にも候補者の徴兵手続きに入ると発表した。写真は同日、ブネイブラクで最高裁判決に抗議する超正統派の男性ら(2024年 ロイター/Ammar Awad)
イスラエル軍は16日、徴兵が免除されてきたユダヤ教超正統派の神学生について、来週にも候補者の徴兵手続きに入ると発表した。先月の最高裁判所の判断を受けた。
イスラエル人は、18歳になると24─32カ月間軍務に就くことが法律で義務付けられているが、人口の21%を占めるアラブ系マイノリティーと超正統派ユダヤ教神学生の大半は数十年にわたり免除されてきた。
軍は声明で、7月の募集期間に先立ち21日から最初の召集令状発行に向けた手続きを開始すると説明した。
パレスチナ自治区ガザで続くイスラム組織ハマスとの戦争などで、イスラエル軍の死傷者は過去数十年で最多に上っている。超正統派政党がネタニヤフ首相率いる連立政権に加わっていることから、政治的摩擦も生じている。
16日には超正統派の抗議者数十人が幹線道路を封鎖し、警察との間で小規模な衝突が発生した。
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