肝を冷やす、恐怖の挑戦が目撃されたのは、幅わずか1.9cmのロープの上。

とんでもない絶景の中で行われる、“スラックライン”と呼ばれる綱渡りです。

ハリウッドのスタントマン、ローゼさんが挑戦。

狙うは、スラックラインの世界最長記録です。

高さ約265メートルに張られたロープで、イタリア本土とシチリア島を結び、約3.6kmにわたり歩き続けます。

高さと距離を東京で例えると、東京タワーの特別展望台ほどの高さを、東京駅から上野公園まで歩くのと同じです。

上空に吹く強い風。

そして、高さへの恐怖と闘いながらも淡々と足を進めるローゼさん。

進めば進むほどロープは重みで沈み、風に流されカーブ。

ゴールまで、残り約80メートル。

体勢が崩れても、スタントで鍛えたバランス力で何とか耐えていますが、惜しくも落下。

世界最長記録とはなりませんでしたが、3時間をかけ、歩いた歩数は1万5000歩。

世界で初めて、この海峡での綱渡りを成功させたとして、歴史に名を残しました。

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