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 日本時間の14日午前7時過ぎ、アメリカのトランプ前大統領が演説していた集会の会場で発砲事件が起きた。

【映像】発砲され右耳を負傷→拳を上げながら避難する様子(実際の映像)

 大統領選の激戦州ペンシルベニア州でトランプ氏が演説していた際、突然、銃の発砲音が複数鳴り響いた。トランプ氏はうずくまった後、警護担当者に支えられ立ち上がったが、右耳のあたりから出血している様子が見受けられた。その後、トランプ氏は拳を振り上げ、自ら歩いて車に乗り込んだ。

 トランプ氏は搬送された病院から「右耳の上部を貫通する銃弾を受けた」とSNSに投稿している。CNNによると、ほかに集会参加者の1人が死亡し、2人が重体。 また、シークレットサービスが容疑者1人を射殺したという。FBIなどはトランプ氏に対する暗殺未遂事件として捜査している。

 この事件を受けて政治ジャーナリストの青山和弘氏は「右耳の上部を撃たれたということは、 数センチずれていたら頭に当たっていた。亡くなっていた可能性も十分あるという事件で、とんでもない 殺人未遂事件であることは間違いない」とコメント。

 「中に入るにはもちろん金属探知機もあり、何時間も前に入っていないといけないなど、極めて厳しい。今回の情報によると、会場の外の屋上からライフルで撃ったということだが、周辺も当然このクリアランスをやる。それを掻い潜って、なぜこういうことができたのかということが1つ。また、アメリカ大統領選がバイデン氏の体調の問題なども含めて非常に荒れているが、暴力で言論を封じることは民主主義の破壊だから、選挙戦にも今後影響を与える。どういう影響があるかは別だが、いずれにしても選挙を歪めてしまう、民主主義を歪めてしまう。本当にあってはならないことだ」(青山和弘氏)

 元衆議院議員の宮崎謙介氏は「この犯人がどういうつもりで事件を起こしたのかわからないが、おそらくは反トランプ側の人。こうこう事件が起きると、確実にトランプ側に勢いがついてくる。逆効果なのに、なぜこういうことをするのかと思う」との見方を示した。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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