大統領選挙からの撤退圧力にさらされているアメリカのバイデン大統領は選挙集会を開き、改めて撤退を強く否定しました。しかし、民主党内の撤退論は収まる気配がありません。

アメリカ バイデン大統領
「憶測が飛び交っている。ジョー・バイデンはどうするのか?選挙戦を続けるのか?撤退するのか?私は出馬し勝つつもりだ!」

バイデン大統領は12日、「激戦州」の一つ、ミシガン州で演説。「私が唯一の民主党候補だ」と強調し、大統領選からの撤退を改めて強く否定しました。しかし、民主党内では撤退論が広がり続けています。

12日には新たに2人の下院議員がバイデン氏に撤退を求めると表明。

ワシントン・ポストによりますと、これまでに撤退要求した議員は22人に上ります。

また、民主党の下院トップ、ジェフリーズ院内総務は11日にバイデン氏と会談し、党内の懸念を伝えていたことを明らかにしました。

CNNテレビによりますと、“ジェフリーズ氏はバイデン氏に選挙戦の継続を支持するとは伝えなかった”ということです。

こうした中、ブルームバーグ通信は、実業家のイーロン・マスク氏がトランプ前大統領を支持する政治団体に「かなりの額」を寄付したと伝えました。

マスク氏はこれまで大統領選で誰を支持するか、明らかにしていませんでした。

世界屈指の大富豪であるマスク氏による支援は、トランプ氏への大きな追い風となる可能性があります。

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