8月に開幕するパリパラリンピックで陸上・走り幅跳びに出場する石山大輝選手が12日、愛媛県松山市の母校・新田高校の壮行会に臨み奮闘を誓いました。

壮行会には同窓会や陸上部OB会のメンバー、教職員らが大きな拍手で石山選手を迎え、陸上部の奥蒼葉主将が花束を贈って先輩にエールを送りました。

石山選手は松山市出身。新田高校時代に先天性の網膜色素変性症と診断されたもの三段跳びでインターハイに出場。大学でパラ陸上に転向し5月に行われた世界選手権では、走り幅跳びで銀メダルを獲得しました。

今回のパラリンピックでは日本選手団の旗手に選ばれ、壮行会で後輩たちに「逆エール」を送りました。

石山選手:
「本来自分の目指している大学に行っていれば、普通に勉強をして普通に就職をして陸上をやめるつもりでした。(希望する)大学に通らなかった関係で陸上を続けるようになったことは縁があることだと考えています。進路に悩まれている方が多いと思いますが、みなさんが選んだ素敵な進路で素敵に輝けることを願っています」

石山選手は「パリでいい色のメダルをかけられるように頑張りたい」と意気込みを示しています。

パリパラリンピックは8月28日に開幕します。

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