イスラム組織ハマスによる去年10月の襲撃で最初に被害が出た集落に関して、イスラエル軍は、当時の対応を検証した報告書を公表しました。
イスラエル軍は11日、ガザ地区との境界からも近いキブツ・ベエリでの被害に関して報告書をまとめ公表しました。
報告書では軍の訓練は「孤立した特定の侵入」を想定していたため、大規模な侵入への準備ができていなかったとしています。
その結果、襲撃された際に追加の予備兵力を派遣することができなかったということです。
そのうえで、「住民を守る使命を果たせなかった」と結論付けています。
ベエリを巡っては、ハマスに一時制圧されて市民101人が死亡したほか、30人以上が人質となりました。
イスラエル軍は今回の調査は襲撃に関する「最初の部分」だとし、最終的には、「全体像を描くことが可能になる」と説明しています。
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