ワシントンで開かれていたNATO首脳会議に参加したウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシア領内を攻撃するために供与された兵器の使用制限を撤廃するよう求めました。

 11日に会見したゼレンスキー大統領は、ロシア領内の標的を攻撃するために「すべての制限を撤廃する必要がある」と述べ、兵器を供与した米欧各国に制限撤廃の許可を求めました。

 ロシア領内の軍事拠点に対する攻撃を拡大したいという考えを示しています。

 またゼレンスキー氏はNATO首脳会議で、アメリカなどが追加供与を表明したパトリオットなどの防空システムについて早急に配備されることが重要だと強調しました。

 一方、ウクライナのNATO加盟を巡って10日に出されたNATO首脳宣言は、「不可逆的な道筋」を支援すると約束しました。

 これについてゼレンスキー氏は、「我々は目標に非常に近付いている」と述べました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。