熱烈な民主党支持者のジョージ・クルーニー氏がバイデン大統領(81)に大統領選からの撤退を促しました。
ジョージ・クルーニー氏
「この大統領では、選挙には勝てない」
新たに声を上げたのは、熱烈な民主党支持者でバイデン大統領と個人的な親交もあるハリウッド俳優のジョージ・クルーニーさん。
ニューヨーク・タイムズへの寄稿で「ジョー・バイデンを愛している」としたうえで、「年齢には勝てない」と大統領選からの撤退を求めました。
11月に大統領選が迫るなか、くすぶり続けるバイデン大統領の撤退論。
アメリカ バイデン大統領
「私は分かっている。見た目は40歳だが、実際は少し年を取っている」
時に若さをアピールしますが、先月のトランプ前大統領とのテレビ討論会では言い間違えや言葉に詰まる場面が何度もあり、撤退への声が相次いで噴出したのです。
すでに上院と下院合わせて12人の民主党議員が公然と撤退を求め、党の重鎮・ペロシ元下院議長は10日、「選挙戦を続けるかどうかは大統領次第」と明確な支持は述べませんでした。
さらに、メディアの報道でパーキンソン病の治療を受けているとの臆測も…。
ホワイトハウス ジャンピエール報道官
「大統領はパーキンソン病の治療を受けている?NOです。治療薬を服用している?NOです」
そんな高齢、健康不安という逆風のなかでも、バイデン大統領は「撤退を求めるなら党大会で私と争えばいい」と撤退を拒否。2期目の抱負を語る場面も。
アメリカ バイデン大統領
「2期目は(労働者の皆さんに)より公平な税制を導入するつもりです」
トランプ前大統領は、こんな言葉で挑発。
共和党 トランプ前大統領
「今週も討論会をやろう。スリーピー・ジョー・バイデンが大統領職に適していることを世界中の皆に証明できるようにね」
注目される大統領候補の行方。民主党内からはカマラ・ハリス副大統領を、世論調査ではオバマ元大統領の夫人、ミシェル・オバマ氏を推す声も上がっています。
果たして、バイデン大統領の撤退はあるのか。そして、トランプ前大統領との大統領選で「もしトラ」「ほぼトラ」が「まじトラ」になったらアメリカは、そして世界はどう変わっていくのか。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。