常夏の楽園・ハワイで日本人の男が逮捕されました。
男がハワイの空港に持ち込んだというのが、2つの手りゅう弾です。

この手りゅう弾を持ち込んだのは、石川・金沢市に住むフクシマ・アキト容疑者(41)。
第1級テロ脅迫の疑いで逮捕されました。

事件が起こったのは、ハワイ島のヒロ国際空港。
手りゅう弾が持ち込まれたことで空港は1時間以上封鎖され、爆発物処理班が出動する事態となりました。

男は、なぜ手りゅう弾を空港に?
そして、つけられたタグの意味とは…。

フクシマ容疑者が出国する際、手荷物の中に手りゅう弾のようなもの2つがX線検査で映っているのを、係官が発見したといいます。

空港近くですし屋を営む日本人は、「まさか日本人が手りゅう弾を持ち込むとは信じられなかった。恥ずかしいというか悲しい」と語り、空港のセキュリティーに関しては「ハワイ島はセキュリティーどこも厳しい」と話しました。

手りゅう弾が持ち込まれた、ハワイ島のヒロ国際空港の映像。

入り口を進むと、すぐ見えてきたのは「Security(セキュリティー)」の文字。
その下では多くの人が集まり、係員が荷物の確認をしているような様子がうかがえます。

穏やかな雰囲気の空港に持ち込まれた2つの手りゅう弾。
よく見ると、タグのようなものがついているのがわかります。

軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏は、「詳細に調べて見ないとわからないんですけど、ぱっと見た感じだと、お土産物店に売ってるようなレプリカのように見える。ああいったものは、ひとつの記念品として、おそらく現地で手に入るものだと思う」とコメント。

「中の構造を確認しないと断定はできない」としながらも、現地でお土産として買うことのできるレプリカである可能性もあるといいます。

現地警察の調べでも、2つの手りゅう弾に爆発の恐れはないと判明しています。

警察は、フクシマ容疑者が手りゅう弾を空港に持ち込んだ動機などを詳しく調べています。

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