9日、ウクライナのゼレンスキー大統領は、トランプ前大統領が11月の米大統領選挙で当選した場合、どのような行動を取るかは予測できないと述べた。フロリダ州ドラルで撮影(2024年 ロイター/Marco Bello)
ウクライナのゼレンスキー大統領は9日、トランプ前大統領が11月の米大統領選挙で当選した場合、どのような行動を取るかは予測できないと述べた。その上で、米国のウクライナ支援が変わらないことを願うと語った。
ゼレンスキー氏は、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議が行われる中、米首都ワシントンで演説し、トランプ氏がNATO離脱を決めないことや米国がウクライナ支援を継続することを望むと述べた。
トランプ氏について「あまりよく知らない」と述べ、トランプ氏の1期目には「良い会談」を行った、それは2022年のロシア侵攻前のことだとし、「米国の大統領になったとしても、彼が何をするかは分からない」と語った。
ゼレンスキー氏は、11月の米大統領選の結果を待たずにウクライナ支援に力強く動くよう求めた。ロナルド・レーガン研究所で演説し「誰もが11月を待っている。米国人も、欧州、中東、太平洋でも、世界中が11月を待ち、プーチン(ロシア大統領)も11月を待っている」と述べた。
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