イスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘開始から9か月がたちました。戦闘停止などの協議のため、イスラエルの代表団が仲介国のエジプトを訪問すると報じられています。

空に放たれる黒と黄色の風船。ハマスが拘束する人質の解放を求めるもので、黒は死亡した人質、黄色はいまも拘束されている人質を表しています。

アメリカのニュースサイト「アクシオス」はイスラエル当局者の話として、8日にイスラエルの代表団がエジプトのカイロに向かうと報じました。パレスチナ自治区ガザでの戦闘停止や、人質の解放に向けて協議するためとしています。

ハマスは、これまで恒久的な停戦の確約を求めてきましたが、CNNによりますと、この要求を取り下げ、譲歩する姿勢を示しているということです。

一方、イスラエル首相府は7日の声明で、ガザ南部ラファでの軍事作戦によってハマスとの交渉が可能になったとしています。そのうえで「いかなる合意においても、イスラエル軍は戦争の目的を全て達成するまで戦闘を再開できるようにする」などと主張しています。

戦闘開始から7日で9か月を迎えましたが、これまでに3万8153人が死亡し、うち7割が女性と子どもだということです。

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