アメリカのバイデン大統領の大統領選からの撤退を求める声が広がっています。民主党・下院議員のオンライン会議で新たに4人の議員が撤退を求めたと報道されました。

ワシントン・ポストによりますと、民主党の議会下院指導部と下院議員のオンライン会議が7日、非公開で開かれ、新たに4人の議員がバイデン大統領の撤退を求めました。

民主党・議会下院の会合は通常、水曜日に開かれますが、民主党内でバイデン氏の大統領選からの“撤退論”が収まらないことから、日曜日に前倒しして開かれたということです。

民主党では下院議員5人がすでに公に撤退を求めているほか、有力上院議員が撤退を求める議員グループを結成する考えだと伝えられています。

バイデン氏自身は選挙戦から撤退する考えはないことを表明していますが、8日からは議会上院・下院とも審議を再開し、議員がワシントンに集まってくるため、バイデン氏の撤退を求める動きがさらに大きくなるのか注目されています。

一方、ブルームバーグ通信は6日、バイデン氏が精彩を欠いたテレビ討論会の後、7つの激戦州の支持率でバイデン氏がトランプ氏を追い上げたとの調査結果を明らかにしました。

バイデン氏の支持率は45%、トランプ氏は47%と、去年10月以降、最も差が縮まったということで、記事はバイデン陣営が激戦州で大量のテレビ広告を投下した効果が上がったのではないかと分析しています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。