イラン大統領選で勝利を決めた改革派のペゼシュキアン元保健相=テヘランで6月23日、AP

 イラン大統領選の決選投票(5日実施)は6日、開票が行われ、イラン内務省によると、米欧との対話に前向きな改革派のペゼシュキアン元保健相(69)が初当選を決めた。一騎打ちで、保守強硬派のジャリリ元最高安全保障委員会事務局長(58)の得票を上回った。投票率は49・8%だった。

 大統領の任期は4年。当初はライシ前政権の保守強硬路線の継続が有力視されていたが、3年ぶりの路線転換となった。

 大統領選はライシ前大統領が5月にヘリコプターで墜落死したことを受けて実施された。6月28日の第1回投票では当選に必要な過半数を得た候補がおらず、ペゼシュキアン氏とジャリリ氏による決選投票へ進んでいた。【カイロ金子淳】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。