5日、イランの首都テヘランの投票所で票を投じる人々(共同)

 イランのライシ大統領が5月にヘリコプター事故で死亡したことに伴う大統領選の決選は6日、開票が始まった。内務省によると、対外融和路線を目指す改革派ペゼシュキアン元保健相(69)がややリードし、欧米との対立を辞さない保守強硬派ジャリリ最高安全保障委員会元事務局長(58)が追う展開。日本時間6日午後にも大勢が判明する見通し。

 内務省によると、開票済みの1654万票のうち、ペゼシュキアン氏が869万票、ジャリリ氏が753万票を獲得した。全体の投票数は不明。

 6月28日の第1回投票では争った4人のうちペゼシュキアン氏が得票率42・45%で首位、ジャリリ氏が38・61%の2位だった。いずれも過半数を得られず、決選投票になった。

 第1回投票の投票率は約40%で、前回2021年の48・8%を下回り、過去最低となった。有権者は約6145万人。国営通信は、決選投票の投票者が3千万人を超えたと報じており、投票率は上がった。改革派には有利になる。(共同)

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