イランとの緊張が高まるなか、イスラエル北部の大病院では、本格的な戦争になった時に備えた訓練が行われました。

 イスラエル北部ハイファのランバン病院では18日、イスラエル軍と病院関係者ら数百人が参加しての訓練が行われ、次々と運ばれてくる負傷者にどう優先順序を付けて治療にあたるかなどが確認されました。

 緊急救命室では、最大11人が同時に手術を受けられる準備がされており、有事の際と同じ態勢が取られました。

ライバン病院 ブラウン医師
「核爆弾を受けた時でも、ここでは48時間独立した状態で患者全員の治療にあたることができます。ここは緊急時に世界最大の地下病院となります」

 地下に3階にある広大な駐車場は、有事の時には爆撃にも耐えられる臨時病棟に姿を変え、およそ1700人の負傷者を収容できるということです。

 病院の担当者は、「イスラエルは何が起きても常に対応できるよう準備していなければならない」と語りました。

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