共同通信の取材に応じるウクライナ北部チェルニヒウ州のチャウス知事=17日、チェルニヒウ(共同)

17日にロシア軍のミサイル攻撃を受けたウクライナ北部チェルニヒウ州のチャウス知事が同日、共同通信の取材に応じ「迎撃用ミサイルの枯渇によって人命が奪われ続けている」と強調した。防空態勢強化へ支援を訴えた。米国では対ウクライナ支援予算の成立が遅れているが、ジョンソン下院議長は20日に下院で可決を目指す考えを示した。

欧州連合(EU)は17日にブリュッセルで開いた臨時首脳会議で、ウクライナに対し、防空能力を強化する装備や弾薬・ミサイルの供与を迅速化する必要があるとの認識で一致した。

州都チェルニヒウの人口密集地に対する攻撃では、18日までに18人が死亡、約80人が負傷した。

チャウス氏によると、17日午前9時(日本時間同日午後3時)ごろ、ミサイル3発が連続で撃ち込まれ、ホテルや病院、教育施設など20以上の建物が被害を受けた。(共同)

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