行進するイラン軍兵士ら=17日、イラン首都テヘラン(AP=共同)

イラン革命防衛隊幹部は18日、イスラエルがイランの核施設に対して反撃した場合、イスラエルの核施設を「最新兵器で攻撃する」と警告した。イスラエルの全核施設を特定したとも主張した。イランの核施設は万全な態勢だと強調し、反撃に警戒を強めた。タスニム通信が伝えた。

革命防衛隊幹部は核政策の見直しも可能だと踏み込んだ。イランは核兵器保有の意思を否定しており、イスラエルに対する牽制の一環とみられる。

米紙ウォールストリート・ジャーナルは17日、イランの空軍は空爆を警戒し、海軍は紅海で自国商船の護送準備に着手したと伝えた。革命防衛隊やレバノンの民兵組織ヒズボラの幹部らはシリアの拠点から退避を始めたという。

イランによる大規模攻撃を受け、イスラエルは18日も対応を検討。反撃の必要性では一致しているが、標的や時期など詳細は明らかになっておらず、緊張が続いている。(共同)

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