東京都内で講演するトーマスグリーンフィールド米国連大使(右)=18日午後

来日中のトーマスグリーンフィールド米国連大使は18日、北朝鮮への制裁履行を監視する国連安全保障理事会の「専門家パネル」が今月末で任期切れとなることを巡り、代替手段として国連外部に新枠組みをつくることや国連総会を活用することなど「いくつかの選択肢」を検討していると明らかにした。東京都内での講演で述べた。19日には米国連大使として初めて被爆地長崎を訪れる。

トーマスグリーンフィールド氏は、パネルの任期切れ後も制裁履行の監視を継続することが重要だと強調。日本や韓国に加え「同じ考えを持つ他の国々」も交えながら、新たな枠組みの検討を進めていると述べた。

日本が常任理事国入りを目指す安保理改革については、常任理事国拡大を支持する姿勢を表明。現在の安保理は地域バランスを欠き、国際社会の実態を十分に反映していないとの認識を示した。(共同)

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