18日、インドネシアのルトノ外相(右)と握手する中国の王毅外相=ジャカルタ(共同)

世界最多のイスラム教徒(ムスリム)がいるインドネシアを訪問している中国の王毅外相は18日、ルトノ外相とのジャカルタでの会談で、パレスチナ自治区ガザでの即時停戦を呼びかけ、イスラエルを支援する米国を非難した。

王氏は会談後の共同記者会見で「ガザでの紛争は半年も続き、この21世紀にまれな人道危機を招いた」と指摘。国連安全保障理事会は停戦を求める決議案の審議を続けたが、米国が拒否権の行使や棄権を繰り返したとし「米国にとって国際法は使いたくなければ捨てられる道具にしか映らないようだ」と批判した。

ルトノ氏は「紛争激化の防止に向け中国が尽力してくれると確信している」と述べ、両国がパレスチナの国連加盟を全面的に支持することを強調した。(共同)

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