アメリカのトランプ前大統領の不倫口止めをめぐる裁判で、ニューヨーク州の判事が、量刑の言い渡しをおよそ2か月延期し、9月に行うと発表しました。

この裁判は、不倫の口止め料をめぐって業務記録を改ざんした罪に問われていたトランプ前大統領に対し、ニューヨーク州の裁判所の陪審が、起訴された34件すべてで「有罪」の評決を下したものです。

ニューヨーク州地裁の判事は2日、トランプ氏への量刑言い渡しを当初予定されていた11日からおよそ2か月延期し、9月18日に言い渡すと発表しました。

連邦最高裁が大統領としての「公務」には「免責特権が認められる」との判断を出したことを受け、トランプ氏側が量刑言い渡しの延期などを要求し、検察側も合意していました。

「免責」の判断がトランプ氏の他の裁判にも大きな影響を及ぼすとみられます。

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