6月25日、韓国の街に暴走族があふれました。
交差点内をぐるぐると、我が物顔で走り回るバイクの集団。
この日は朝鮮戦争の勃発から74年を迎えた記念日で、暴走行為を目撃した人は、「顕忠日や三一節の記念日に必ず現れるんです」と話します。
韓国では今、こうした記念日暴走が増えているのです。
光州(クァンジュ)市では、騒音や危険行為の通報が約30件入りましたが、検挙件数はゼロ。
警察は、追いかけることで大きな事故につながる可能性があるとして、検挙よりも解散を優先したためとしています。
暴走行為に及んでいたのは、バイクだけではありません。
大通りに突っ込んできた黒い車は、交差点の前でぐるりと1回転して走り去っていきました。
すぐ近くには2人の通行人がいて、黒い車がすれすれまで近づいていたのが確認できます。
実際、危険な運転で事故も起きています。
猛スピードで交差点に進入してきた車が制御を失い、横転。
他の車にぶつかることはなく、巻き込まれた人はいませんでした。
さらに別の現場では、左折する車に猛スピードで突っ込んできた車が衝突。
はずみで白い車が横断歩道に突っ込み、18歳の学生が足を切断する大けがをしました。
韓国で次に迎える大きな記念日は、日本の植民地支配が終わりを告げた8月15日の
光復節です。
相次ぐ記念日暴走を受け、警察はSNSなどを注視し、先制的に取り締まっていくとしています。
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